ファンコミュニティの間では、動揺と擁護の声が複雑に交錯している。SNS上では「彼らの生き様が好きだったからショック」「これが彼らのリアルだから仕方ない」といった声が上がる一方で、「音楽は素晴らしいのに、なぜ法律を破り続けるのか」という失望の意見も少なくない。アーティストの私生活と作品を切り離して評価すべきかという、古典的な問いが再び突きつけられている。
ヒップホップというジャンルにおいて、犯罪やドラッグといった「ストリートの現実」を歌うことは、歴史的に一つのアイデンティティとされてきた。しかし、ここは日本だ。欧米の一部の州のように大麻が合法化、あるいはデクリミナライズ(非犯罪化)されている地域とは法制度も社会的受容度も根本的に異なる。このギャップが、アーティストと社会との間の深い溝となっている。