今回の詐欺騒動で最も多く報告されているのが、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを舞台にしたチケットの個人間売買トラブルだ。定価5,000円から1万円程度のプレミアム観覧席チケットが、SNS上では「どうしても行けなくなった」「急な仕事で譲ります」といったもっともらしい理由とともに、1枚あたり5万円から8万円という高額で出品されている。
被害者の証言によると、購入希望者がDMを送ると、相手は身元証明として偽造された運転免許証の写真や、過去の取引実績とされるスクリーンショットを送信して安心させるという。指定されたPayPayや個人口座に送金した瞬間、アカウントは即座に削除され、連絡が一切取れなくなる。中には、加工画像で作られた偽のQRコードチケットを送りつけ、当日現地に到着してゲートを通過しようとして初めて詐欺に気づくという悲惨なケースも頻発している。