レコーディングに参加した45名のアーティストのうち、ソロパートを担当したのはわずか21名。まさに現代の音楽絵巻とも言える完璧な歌唱順のパート割りは、稀代のプロデューサーであるクインシー・ジョーンズの手腕によるものだ。それぞれの歌声がバトンを繋ぐ感動の展開を振り返る。
【Aメロ1】
・ライオネル・リッチー(歌い出しの温かな第一声)
・スティーヴィー・ワンダー(ソウルフルな掛け合い)
・ポール・サイモン(知性あふれるクリアな歌声を重ねる)
・ケニー・ロジャース(カントリー界の大物らしい深み)
【Aメロ2】
・ジェームス・イングラム(伸びやかなR&Bヴォーカル)
・ティーナ・ターナー(パワフルでハスキーな存在感)
・ビリー・ジョエル(ポップスの貴公子らしい明快さ)
【Bメロ1】
・マイケル・ジャクソン(澄み渡る天使の歌声でサビへ繋ぐ)
【サビ1】
・ダイアナ・ロス(優しさに満ちたディスコ・クイーンのヴォーカル)
【Aメロ3】
・ディオンヌ・ワーウィック(繊細で気品ある声)
・ウィリー・ネルソン(カントリーの巨匠が魅せる独特の間)
・アル・ジャロウ(ジャズゆずりのスキャット感)
【Bメロ2】
・ブルース・スプリングスティーン(魂を絞り出すようなシャウト)
【サビ2】
・ケニー・ロギンス(透明感あるハイトーン)
・スティーヴ・ペリー(ジャーニーのボーカルによる圧倒的声量)
・ダリル・ホール(洗練されたブルー・アイド・ソウル)
【Cメロ〜サビ転調】
・マイケル・ジャクソン(キーを上げる転調パートを主導)
・ヒューイ・ルイス(パワフルなロックボイス)
・シンディ・ローパー(情熱的でエモーショナルな叫び)
・キム・カーンズ(独特のハスキーボイスでアクセント)
【大サビ・フェードアウト】
・ボブ・ディラン(フォークの神様が見せる異彩を放つソロ)
・レイ・チャールズ(ソウルの巨匠とスティーヴィー・ワンダーの圧巻のフェイク合戦)
ジャンルも世代も異なるトップスターたちが、一筋のメロディの上で声を重なり合わせる展開は、今見返しても息をのむ美しさだ。