彼らの現在地について、所属するサンミュージックプロダクションの関係者はどのように捉えているのだろうか。同社のベテランマネージャーはこう明かす。「一発屋ブームが去った直後、二人はそれぞれ自分の『好き』や『得意』を徹底的に掘り下げました。コンビとしての仕事が減っても、互いの個人活動を尊重し合っていたのが印象的です」
お笑いコンビの中には、個人の活躍が目立つと不仲説が流れたり解散を選んだりするケースも少なくない。しかし、髭男爵の場合は正反対だった。劇場や営業の現場で二人が揃うと、それぞれのフィールドで磨かれた深みがネタの面白さに還元され、以前よりも洗練された笑いを生み出しているという。「今では『個の活動がコンビの価値を高める』という、理想的な関係性が出来上がっています」と関係者は語る。