仕手株には、時代が変わっても変わらない「特有のチャートパターンと出来高の推移」が存在します。仕手戦は主に以下の3つのフェーズで進行します。
第1フェーズ:玉集め(ステルス蓄積期)
株価は長期間にわたり底値圏で低迷しているにもかかわらず、特定の日にだけ不自然な出来高のスパイクが発生します。仕手筋は自らの買いで株価を急騰させないよう、指値を使って時間をかけて浮動株を吸い上げます。
第2フェーズ:吊り上げ・本尊の煽り(急騰期)
十分に玉を集め終えると、成行買い注文を大量に入れて株価を一気に跳ね上げます。ストップ高を連続させ、投資メディアやSNSで「大材料が出た」「大口が入った」と話題にさせます。この段階で一般の個人投資家(イナゴ)が群がり、株価は企業の実態価値から完全に乖離した水準まで垂直上昇します。
第3フェーズ:玉整理・売り抜け(イナゴタワーの崩壊)
仕手筋は、個人投資家が熱狂して買い上がっている最中に、保有株を大量に売り浴びせます。チャートには「長大な上ヒゲを伴う大陰線」が出現し、翌日以降は寄り付きすらしない連続ストップ安に見舞われます。出来高が急激に枯渇し、取り残された個人投資家は損切りすらできない「売り禁・値つかず」の地獄に直面します。