世の中には、相手の知識不足を利用して不当な利益を吸い上げる「情弱ビジネス」や「情弱狩り」が数多く存在します。その手口は年々巧妙さを増しており、身近な生活費から資産運用まで幅広い領域に網が張られています。
代表的な事例として挙げられるのがスマートフォンの契約トラブルです。毎月数GBしかデータ通信を使わないライトユーザーに対して、不要な大容量プランや有料オプション、さらには高額なSDカードやタブレット端末を「実質無料」という言葉で抱き合わせ契約させるケースは後を絶ちません。解約手順をあえて複雑にし、放置させることで毎月数千円単位の余計な固定費を支払わせ続ける仕組みです。
さらに深刻なのが投資詐欺や情報商材トラブルです。SNS上で豪華な暮らしを演出し、「AIを活用した自動売買システム」「未公開の暗号資産プレセール」などと持ちかけて高額なツールを購入させる手口が横行しています。被害者の多くは「元本保証で月利10%」といった金融の常識ではあり得ない数字の破綻に気づかず、焦りや射幸心を刺激されて虎の子の資金を差し出してしまいます。