かつてのしりとりは、単なる暇つぶしだった。しかし、高度に進化した対話型AIの登場により、ゲームの性質は一変した。AIは膨大な辞書データを瞬時に検索し、容赦なく「る」で終わる言葉(「ホテル」「ルール」「サイクル」など)を連発して人間を追い詰めてくる。
この「る」攻めに対し、生身の人間はどう立ち向かうべきか。ネット上のコミュニティでは、AIのアルゴリズムをバグらせるための「る」から始まる単語のデータベース化が急速に進んでいる。単に言葉を知っているだけでなく、いかに相手の予測を超える一手を打つか。言葉のキャッチボールは、今や知的な格闘技へと昇華したのだ。