長友選手が170cmというサイズで世界最高峰の舞台を戦い抜くことができた最大の要因は、徹底して計算された肉体改造と独自のコンディショニング戦略にあります。
名門インテル・ミラノに7年半在籍し、キャプテンマークを巻くまでに至ったキャリアの中で、彼は小柄な選手特有の「俊敏性」だけに頼る限界を早い段階で悟っていました。そこで導入されたのが、現在ではアスリート界のスタンダードとなったKOBA式体幹バランストレーニングと、独自のファットアダプト食事法です。
自著『長友佑都の食事革命』や『長友佑都のファットアダプト食事法』でも克明に記されている通り、専属シェフの加納透憲氏とともに実践した食事改革は徹底を極めました。糖質の過剰摂取を抑え、良質な脂質(オリーブオイルや中鎖脂肪酸など)と高タンパク質をバランスよく摂取することで、エネルギー切れを起こさない持続可能な筋持久力を手に入れました。
この食事法とコアマッスルを連動させる体幹トレーニングが組み合わさることで、骨盤のブレが完全に消失。接触プレイ時に相手の力を吸収・分散させ、逆に弾き返すだけの「見えない鎧」を身に纏うことに成功したのです。