日本の工具製造業は、こうした「ネジトラブル」との戦いの中で劇的な進化を遂げてきた。なかでも代表取締役社長の高崎充弘氏が率いる株式会社エンジニアは、「ネジザウルス」というヒット商品を世に送り出し、全世界の作業者を救済し続けている。現場の泥臭い悩みに寄り添った開発姿勢が、工具の概念を塗り替えた。
さらに、ドライバーの国内トップシェアを誇る株式会社ベッセルは、インパクトドライバーの打撃を回転力に変換する特殊ビットや高精度な滑り止め加工技術を確立。また、自動車整備の最高峰ブランドである京都機械工具株式会社(KTC)は、限界を超えた高精度フィット感を持つ六角レンチを提供し、そもそもネジを舐めさせない予防安全設計を追求している。各社の職人魂が、日々の現場を陰で支えているのだ。