吉野川医療センターの歴史を語る上で欠かせないのが、前身である麻植(おえ)協同病院の存在です。長年にわたり麻植郡(現・吉野川市)周辺の農村・地域医療を支えてきた同院は、建物の老朽化や高度急性期医療への対応力強化を目指し、JA徳島厚生連のもとで全面移転・新築されました。
2015年の開院以来、吉野川医療センターは災害拠点病院や救急告示病院としての機能を大幅に拡充。免震構造を備えた近代的な病棟と高度な医療機器を揃え、吉野川市のみならず阿波市や美馬市といった近隣自治体を含む広域エリアの生命を守る拠点へと進化を遂げました。地域の開業医との緊密なネットワークを結ぶことで、軽症・初期治療はクリニック、専門的な検査や入院・手術は当センターが担うという地域完結型医療のモデルケースを築いています。