道路交通法施行令第21条には、自転車が行うべき合図の具体的な方法とタイミングが細かく規定されています。基本となる4つのサインと、スポーツバイクの集団走行で用いられる実践的なサインを整理しました。
【道路交通法で定められた基本の手信号】
・右折(右への進路変更):右腕を斜め右下にまっすぐ伸ばす、または左腕の肘を直角に曲げて前腕を垂直に立てる。
・左折(左への進路変更):左腕を斜め左下にまっすぐ伸ばす、または右腕の肘を直角に曲げて前腕を垂直に立てる。
・停止・徐行:片方の腕を斜め下に伸ばし、手のひらを後方に向ける。
・合図を出すタイミング:右左折は「曲がる交差点の30メートル手前」、進路変更は「進路を変える3秒前」から合図を開始する。
一方で、ロードバイクやクロスバイクに乗るサイクリストの間では、後続車や仲間に路面状況を知らせる独自のサインが広く普及しています。
【ロードバイク・スポーツ走行で使われる主なサイン】
・路面障害物・段差の合図:指先で道路の右側や左側を指差し、小石・穴・グレーチングの存在を後続に知らせる。
・お先にどうぞ(追い越し誘導):片手を腰の横あたりで前後または前方に払い、後続の車や自転車に安全な追い越しを促す。
・減速・段差注意:手のひらを下に向けて上下に軽く動かす。
これらロードバイク特有の合図は法的な手信号ではありませんが、集団走行時の接触事故を防ぐ上で非常に高い効果を発揮します。