SEKAI NO OWARIの原点を語る上で欠かせないのが、ヴォーカルのFukaseとの深い絆と、手作りのライブハウス「club EARTH」の存在だ。幼少期からの幼馴染である二人は、苦悩や挫折を共有しながら音楽という共通の言語を見出していった。防音壁を自分たちの手で貼り、機材を運び込んだ極小の空間から、彼らの物語は始まった。
当時の壮絶なエピソードは、今やファンの間でも伝説として語り継がれている。資金難や精神的な葛藤に直面しながらも、Fukaseが描く世界観をピアノの音色で具体化し続けた彼女の存在がなければ、現在のバンドの成功はあり得なかった。互いに厳しい批評家であり、最も信頼する理解者である関係性は、結成から年月が経った今もなお揺らぐことがない。