この学校を語るうえで絶対に外せないのが、ほぼ全生徒が上位大学へステップアップできる強固な内部進学制度だ。毎年、卒業生のほぼ100%が早稲田大学の各学部へと進学を果たす。この数字だけを聞くと「入ってしまえば安泰」と思われがちだが、実際の校内は決してぬるま湯ではない。
希望する学部への推薦枠を獲得するための戦いは、日々の定期評価や提出物の積み重ねによって静かに、しかし熾烈に繰り広げられる。特に人気が集中する政治経済学部や法学部、先進理工学部といった看板学部への道は、平素の学業成績がダイレクトに反映される。定期試験前の図書室には独特の緊張感が漂い、互いに切磋琢磨し合う生徒たちの姿がある。他者と蹴落とし合うのではなく、己の学力を限界まで高め合う空気感こそが、この伝統校の真骨頂と言えるだろう。