ファンモンのジャケットを飾ることは、その時代を代表するトップランナーであることの証明でもある。特に印象深いのは、プロ野球の田中将大選手を起用した『あとひとつ』だろう。マウンドで見せる闘志とは異なる、どこか人間味あふれる表情が、震災復興や多くの人々の背中を押す応援歌として楽曲の価値を何倍にも高めた。
また、女優の戸田恵梨香や、お笑い芸人のケンドーコバヤシなど、起用されるジャンルは多岐にわたる。共通しているのは、単に「売れているから」という理由だけではない点だ。楽曲が持つエモーションを、表情一つで表現できる圧倒的な表現力を持つ人物だけが、あの四角いフレームの中に収まることを許されるのだ。