学術的アプローチも急速に進んでいる。日本アレルギー学会に報告された多数の臨床症例からは、幼児期から学童期にかけて突然発症するケースが目立つ。症例の中には、刺された翌日に歩行困難に陥るほどの浮腫を見せた例すら報告されている。
国立病院機構相模原病院などで長年アレルギー臨床の第一線に立つ谷口正実医師をはじめとする専門家たちは、「一般的な掻き壊しと、過敏症による皮膚の壊死・潰瘍化を混同してはならない」と強く警告する。刺し傷の中心部が黒く変色したり、血疱(血が混じった水疱)に変化した場合は、自家製の手当てで済ませるのではなく、速やかに血液検査を含めた精密検査を受けるべきだ。