マウンド上で圧倒的な存在感を放ったのは、ベテランのダルビッシュ有だった。初回から150キロ台後半のフォーシームと、急激に横滑りするスウィーパーを自在に投げ分け、ブルワーズ打線を翻弄する。ボールカウントを悪くしても慌てる素振りを一切見せず、精密機械のような制球力で打ち気にはやるバッターのタイミングを外し続けた。
相手エースのフレディ・ペラルタも黙ってはいない。重い直球をズバズバと投げ込み、パドレスの強力クリーンアップを力でねじ伏せていく。スコアボードに「0」が並ぶテンポの良い投手戦は、観客席のファンを片時も飽きさせなかった。