2026年、BL市場の主戦場は完全にグローバルへと移行した。特にタイや韓国での実写ドラマ化を前提とした企画では、脚本段階から「世界に通用する元ネタ」の選定が行われている。普遍的なシェイクスピアの悲劇を現代のアジアの学園モノに落とし込むような、高度なリコンストラクション(再構築)が主流だ。
これにより、かつてのアングラなイメージは払拭され、主流派のエンターテインメントとしての地位を確立した。だが、商業化が進むほど、元ネタの扱いには慎重さが求められる。グローバル配信されることで、文化的な盗用や宗教的なタブーに触れるリスクが飛躍的に高まるからだ。