調味の段階で目分量に頼ることは、冷製パスタにおける最大の失敗原因となる。冷たい料理は温かい料理に比べて舌の味覚センサーが鈍くなるため、配合のバランスが少し狂うだけで極端に味が薄く感じられたり、油っこさだけが残ったりする。
プロの料理研究家や専門誌が導き出した和風冷製パスタ めんつゆ黄金比の基本構成は、「3倍濃縮めんつゆ 2:エキストラバージンオリーブオイル 1:レモン果汁(または穀物酢)0.5」だ。この比率をベースに、すりおろしニンニクを爪楊枝の先ほど微量加えることで、油脂がだしの水分を抱き込み、分離しない安定した乳化状態がキープされる。
一方で、料亭のような洗練された透明感と繊細な出汁の風味を求めるなら、和風冷製パスタ 白だしアレンジが威力を発揮する。白だしはめんつゆに比べて糖分が低く塩分濃度が高いため、「白だし 1:冷水 1:ごま油(またはオリーブオイル)1:すだち果汁 0.5」で調合するのがベストだ。さらに、隠し味として粉末状の昆布茶を耳かき一杯分加える手法は、有名日本料理店監修のレシピでも重宝される和風冷製パスタ プロの隠し味であり、グルタミン酸の相乗効果でだしの輪郭が劇的に際立つ。