混雑緩和の切り札として2026年から全面的に運用が開始された「変動料金制(ダイナミック・プライシング)」は、道路交通に大きな波紋を広げている。混雑が予想されるピーク時間帯の通行料金を通常より最大30%上乗せする一方、深夜や早朝の割引率を大幅に拡大する仕組みだ。
「料金が高くても出発時間を変えられない家族連れ」からは不満の声が上がる一方、物流業者や時間に柔軟性の立つ単身ドライバーの間では深夜利用へのシフトが着実に進んでいる。ネクスコ各社の初期データによると、ピーク時間帯の交通量が約7%減少した区間も確認されたが、都市部周辺の幹線道路では依然として絶対的な容量不足が目立つ。