全国各地で相次いだ救急搬送事例では、1粒のグミを口にしてから30分から1時間ほど経過した後に、激しい異変が生じています。経口摂取(食べるタイプ)は消化器官を通じてゆっくりと吸収されるため、効果が出るまでに時間がかかり、「効かない」と勘違いして過剰摂取に陥りやすいのが最大の罠です。
実際に報告された大麻グミ副作用は、強烈なめまい、激しい嘔吐、心拍数の急上昇(頻脈)、手足の震え、さらには「死ぬかもしれない」という強い恐怖感に伴うパニック発作など多岐にわたります。中には意識を失い、集中治療室に運ばれたケースも少なくありません。
さらに深刻なのは、摂取後数日から数週間にわたって続く大麻グミ後遺症のリスクです。一過性の酩酊では終わらず、日常的なフラッシュバック(幻覚の再燃)、慢性的な不眠、抑うつ状態、集中力の欠如に悩まされる事例が精神科医療の現場から報告されています。脳の受容体に強引に作用する合成物質は、神経系に不可逆的なダメージを残す恐れがあります。