日本人野手の扉を開いたイチローと、投打の常識を覆した大谷翔平の受賞は、アメリカ球界の歴史そのものを塗り替えるインパクトを残しました。
2001年のイチローは、メジャー移籍初年度から驚異的なアベレージを残し、シーズン242安打・打率.350・56盗塁を記録。首位打者と盗塁王を同時に獲得しただけでなく、チームをMLBタイ記録となるシーズン116勝へ導きました。その圧倒的な活躍が認められ、1975年のフレッド・リン(レッドソックス)以来、メジャー史上わずか2人目となる「新人王とシーズンMVPの同時受賞」という空前絶後の偉業を成し遂げました。
それから17年後の2018年、大谷翔平が海を渡ります。右肘の靭帯損傷というアクシデントに見舞われながらも、投手として4勝、打者として22本のホームランを放ち、1919年のベーブ・ルース以来となる「10登板・20本塁打」を達成。投票ではライバルと目されたヤンキースのミゲル・アンドゥハーやグレイバー・トーレスを大きく引き離し、1位票30票中25票を獲得する圧勝劇で新人王に輝きました。