細木数子氏の「現在」について調べると、すでに鬼籍に入られていることを知る方も少なくありません。細木氏は2026年11月8日午前7時45分、東京都内の自宅にて呼吸不全のため83歳で息を引き取りました。
2008年に「本業である占術の研究と勉強に専念する」として全テレビレギュラー番組を降板した細木氏。テレビ界からの電撃引退以降、表舞台への露出を極力控え、自ら建立した京都の寺院での活動や個人鑑定を中心とした生活へシフトしていきました。
晩年における細木氏の様子について、後継者である細木かおり氏が自身の著書や追悼インタビューで明かした手記によると、晩年の数年間は徐々に体力が低下し、認知症の症状も進行していたと伝えられています。かつてテレビ画面で見せた苛烈な「女帝」の姿とは対照的に、孫たちと笑顔で戯れ、好物を美味しそうに口にする非常に穏やかで優しい「普通のおばあちゃん」としての生活を送っていました。
体調が急変した際も延命治療は望まず、自宅で家族や愛孫たちに手を握られながら静かに旅立ったという最期の様子は、昭和・平成の激動の時代を駆け抜けた占術家の、実に安らかな終幕であったといえます。