結論から言えば、松任谷由実(旧姓:荒井)に「医者の弟」は存在しない。噂の背景には、いくつかの誤解と事実の錯綜が存在する。
彼女は実質的に4人きょうだいの3番目(次女)として生まれ、兄2人と妹1人に囲まれて育った。実家は1912年創業の大正時代から続く老舗「荒井呉服店」であり、実兄がその暖簾を受け継いできた。では、なぜ「弟が医者」あるいは「勤務医・開業医として病院を開業している」という話が流布したのか。取材を進めると、親族や遠戚の中に医療関係従事者が存在することや、彼女の夫でありプロデューサーの松任谷正隆の親族筋に高学歴な学士・専門職が多いことなど、複数の要素が交錯してネット上で変形・拡散されたことが分かってきた。
一部のファンの間で「八王子市内の病院に弟が勤務している」という具体的な尾ヒレがついた噂も散見されるが、これは同姓の医師や、実家の呉服店と取引・交流のあった地元の医療法人との混同によるものと見られる。2026年時点における最新の家系取材でも、弟が医師として活動している事実は確認できない。