『わたしの一番かわいいところ』がソーシャルメディアを中心に天文学的な再生回数を記録した当初、一部のネット言論では「SNSバズ特有の一過性ブームではないか」という冷淡な見方も存在しました。しかし、2026年現在の彼女たちを取り巻く熱狂は、そうした懐疑論を完全に粉砕しています。
実際のコンサート会場に足を運ぶと、客席には二つの明確なファン層が共存していることが分かります。ひとつは、TikTokや原宿カルチャーを起点にグループのファンとなったZ世代の若年層。そしてもうひとつは、かつてEテレの画面にかじりついていた20代後半から30代前半の「天てれ直撃世代」です。
大手チケット流通のデータや会場アンケート調査によると、FRUITS ZIPPERの動員におけるリピート率は約84%という極めて高い数値を維持しています。現場を支えるファンコミュニティの投稿を分析すると、「楽曲のキャッチーさで入ったが、鎮西寿々歌の生歌の安定感とMCの牽引力に圧倒された」「昔観ていたあのすずかちゃんが、こんなに頼もしいリーダーシップを発揮している姿に涙が出た」といった、実力と人間性への熱烈な支持が大多数を占めています。