享栄といえば、日本プロ野球史に輝くレジェンド投手たちの出身校として有名だ。通算219勝を挙げ、最年長ノーヒットノーランなどの偉業を達成した山本昌氏(元中日ドラゴンズ)をはじめ、プロの第一線で活躍した投手を幾人も送り出してきた背景がある。
その伝統は、いまのベンチにも息づいている。力で押すだけでなく、組み立ての妙とマウンドでの度胸。投手コーチ陣の指導のもと、球種のキレと制球力を極限まで高めたマウンド度胸のあるピッチャーが育っている。伝統の「サウスポー育成」のノウハウも進化を遂げ、相手打線に的を絞らせない継投策は、今大会屈指の脅威だ。