詐欺被害者の多くは「自分は警戒心が強い方だと思っていた」と口を揃えます。詐欺師は人間の弱点や心理の隙間を冷徹に分析して攻め込んできます。
実際に調査現場で見られる結婚詐欺に騙されやすい人の共通点には、以下のような特徴が挙げられます。
- 年齢や周囲の結婚ラッシュによる焦りがある:「早く家庭を持ちたい」という強い願望が、相手の不審点に対する判断力を鈍らせてしまいます。
- 恋愛経験が少ない、または孤独感を抱えている:過剰なまでの肯定や愛情表現(ラブボミング)を受け、承認欲求が一気に満たされることで盲目的になります。
- 真面目で責任感が強く、人を疑うことに罪悪感を覚える:「愛する相手を疑うのは申し訳ない」「助けてあげなければ」と自ら財布を開いてしまいます。
- 経済的余裕や安定した職業・退職金がある:詐欺師にとって最も旨味のあるターゲットとしてマークされます。
詐欺師はこれらの心理状態を敏感に察知し、相手の不安を解消する「理想のパートナー」を巧みに演じ分けるのです。