メディアで見せる陽気なキャラクター「さかなクン」の裏側には、研究者・宮澤正之としての真摯な顔が存在する。幼少期から魚に魅せられた彼は、図鑑を丸暗記し、自らの手でイラストを描き続ける少年時代を過ごした。
その並外れた知識と貢献が認められ、現在は東京海洋大学の客員教授および名誉博士として後進の指導にあたっている。単なるタレントの枠を超え、日本魚類学会でも精力的に論文や研究発表を行ってきた実力派だ。絶滅したとされていたクニマスの再発見における貢献など、彼の学術的功績は海洋生物学の歴史に深く刻まれている。
専門家たちも彼の観察眼には一目を置く。フィールドワークで見せる真剣な眼差しと、専門知識を分かりやすく噛み砕いて伝える言葉選びは、長年の地道な研究と深い洞察力に裏打ちされたものだ。