2012年の映画『ヘルタースケルター』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、本格派女優としての評価を確立しつつあった彼女を、再び激震が襲ったのは2019年11月のことでした。麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたというニュースは、日本中に大きな衝撃を与えました。
特に問題視されたのが、翌年に放送を控えていたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で帰蝶(濃姫)役に抜擢され、すでに撮影が進んでいた点です。突如としての降板と代役の決定、再撮影に伴う莫大な損害額が報じられ、SNS上では関係者への同情と彼女への厳しい非難が渦巻きました。
裁判の法廷で彼女は「女優への復帰は考えていない」と述べ、芸能界からの事実上の引退を示唆しました。判決は懲役1年6月・執行猶予3年となり、彼女は表舞台から完全に姿を消すことになります。この逮捕劇は、彼女のキャリアにおける最大の危機であり、社会的制裁を伴う最も深刻な炎上となりました。