スリランカ料理の醍醐味は、なんと言っても「ライス&カレー」と呼ばれるワンプレートスタイルにある。バスマティライスや赤米(ラトゥカクル)を中心に、ポルサンボール(ココナッツの和え物)やパリップ(レンズ豆のカレー)、季節の野菜を使ったサムボラが周囲を彩る。
最初はそれぞれの具材を一口ずつ味わう。続いて、二種類、三種類と混ぜ合わせていく。最後はプレート上のすべてを大胆にミックス。一口ごとに味が変化し、複雑なスパイスのレイヤーが口の中で弾ける。この「自分好みの味をその場で創り出す体験」こそが、リピーターを惹きつけてやまない最大の要素だ。