多くのセルフネイラーが「硬化しない」とパニックに陥る最大の原因は、ジェル特有の化学現象である「未硬化ジェル」の存在を知らないことにあります。マニキュア(ポリッシュ)のように「乾けば表面がサラサラになる」と思い込み、ライトから出した直後に指先で触れて指紋をつけたりヨレさせたりしてしまうケースが極めて多発しています。
ジェルネイルは、光重合開始剤(フォトイニシエーター)がライトの光を吸収してラジカルを発生させ、樹脂モノマーをポリマーへと重合結合させることで硬化します。しかし、空気中の酸素に触れている最表面だけは重合反応が阻害され、液状のままベタベタと残る性質を持っています。これが「キャンドゥ ネイル 未硬化ジェル」の正体です。
特に「キャンドゥ ベースコート 硬化しない」と悩む初心者が多いですが、ベースコートやカラージェルは、次の層を密着させるための「のり」の役割としてあえて未硬化ジェルを残す設計になっています。つまり、触ってベタつくのは正常に硬化が進んでいる証拠であり、決して失敗ではありません。
表面を完全にカチカチかつツルツルに仕上げるためには、仕上げ専用の「キャンドゥ ノンワイプトップコート」を重ね塗りしてライトを当てる必要があります。「ノンワイプ」と記載されたトップジェルは酸素阻害を受けにくい特殊な配合になっており、拭き取り作業なしで完全硬化します。