2026年夏クールを語る上で外せない2大ヒット作が、本格レスキュー医療ドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』と、警察日常コメディ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』です。
『TOKYO MER』の最大の強みは、地上波ドラマの枠を超えた破格のスケール感にありました。実際の医療従事者への徹底的な取材に基づいたリアリティ、大規模な爆破や崩落現場の緊迫した特撮・CG描写、そして鈴木亮平や賀来賢人の鬼気迫る名演が見事に融合。「死者ゼロ」を掲げて困難に立ち向かうプロフェッショナルの矜持が、コロナ禍で疲弊していた日本中に勇気と感動を届けました。
一方の『ハコヅメ』は、元警察官の原作者・泰三子によるリアルな交番勤務の実情を、絶妙なユーモアとシリアスな事件捜査のバランスで映像化。戸田恵梨香演じる優秀な指導員・藤と、永野芽郁演じる天然な新人・川合のシスターフッド(女性同士の連帯)が温かい共感を呼びました。撮影途中で永野芽郁の新型コロナ感染による放送中断・特別編の挿入というアクシデントに見舞われながらも、スタッフ・キャストが一丸となって乗り越え、最終回まで高い完成度を維持した点も視聴者の心を強く掴みました。