では、どのようにしてこの最高峰ポストへ登り詰めるのか。パートナーの昇格条件と中途採用の難易度は、コンサルティング業界全体を見渡しても最難関の部類に入ります。
求められる経歴と歴代パートナーの顔ぶれ
歴代パートナーの顔ぶれをリサーチすると、大きく分けて2つの系統が存在します。
- 外資系戦略・総合ファーム出身組:マッキンゼー、BCG、アクセンチュア、BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)などでディレクターやシニアマネージャークラスを務め、豊富なクライアントコネクションを携えて移籍してきた層。
- 生え抜き・日系SIer・事業会社出身組:若手時代にベイカレントへ参画し、圧倒的な営業力と社内求心力で大型案件を次々とクローズさせてスピード昇格を果たした層。
エグゼクティブパートナーに求められる経歴として共通しているのは、単に「コンサルティングプロジェクトを回せる」ことではなく、「日本のメガバンク、大手総合商社、通信・自動車大手の経営トップやCIOと直接商談ができる関係性」をすでに持っている点です。学歴や出身企業のブランド力以上に、直近3〜5年間でどれだけの案件フィーを発生させたかという「生々しい数字のトラックレコード」が問われます。
中途採用の難易度と面接の壁
中途採用でパートナーやエグゼクティブパートナー枠として入社する場合、難易度は極限レベルに達します。複数回の役員面接に加え、事業計画(ビジネスケース)のプレゼンテーションが課され、「入社1年目から具体的にどの企業からいくらのフィーを獲得できるのか」をコミットさせられます。ポテンシャル採用は一切存在せず、即戦力として計算できない人材は容赦なく見送られるのが現場の実態です。