黒木瞳が所属した宝塚67期生は、劇団の歴史の中でも屈指のスターを輩出した「黄金期」として知られています。同期には、後に花組トップスターとして圧倒的なカリスマ性を誇った真矢ミキ(現・真矢ミキ)や、黒木の後を追うように月組トップスターとなった涼風真世、星組トップ娘役を務めた毬藻えり、そして可憐な美貌で将来を嘱望されていた北原遥子(日航機事故で急逝)などが名を連ねています。
同期生たちが下級生として経験を積んでいる中、黒木が一足飛びにトップ娘役へ駆け上がった当時は、周囲との距離感に葛藤が生じた時期もありました。しかし、音楽学校時代に同じ釜の飯を食い、厳しいレッスンを共に乗り越えた同期の絆は本物でした。
真矢ミキや涼風真世らとは、互いの舞台を観劇し合い、退団後もテレビ番組やイベントで共演するなど、今なお深いリスペクトで結ばれています。才能あふれる同期たちと切磋琢磨した経験が、黒木の表現者としてのハングリー精神を育む要因となりました。