最近の日本のエンタメ界を牽引しているのは、間違いなく彼女たちだ。例えば、舞台仕込みの圧倒的な発声と表情筋を持つ小劇場の女王や、インディーズ映画で頭角を現し地上波に殴り込みをかけた新星など、その出自は様々。視聴者が「名前は知らないけれど、この人が出てくると画面が締まる」と感じる女優たちが、配信ドラマの世界的ヒットによって海外からも注目を集めるケースが増えている。
彼女たちに共通するのは、単なる「美人枠」や「お母さん役」といったステレオタイプに収まらない、歪んだ人間味を表現できる点にある。狂気、嫉妬、哀愁、あるいは日常のシュールな笑い。それらをたった数分の登場シーンで表現してしまうのだから、視聴者の記憶に爪痕が残るのも無理はない。