坂口憲二と坂口征夫の兄弟仲について、メディアの露出頻度から「疎遠なのではないか」と勘繰る声が過去に上がったこともありました。しかし、その内実は「互いの生き様を誰よりも尊重し合う無二の盟友」です。
2018年、弟の坂口憲二が国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死症」を発症し、芸能活動の無期限休止を発表した際、兄の征夫は公の場や関係者を通じて弟の病状を気遣い、静かに再起を見守る姿勢を貫きました。憲二が絶望の淵からコーヒー焙煎士としての道を歩み始め、千葉・九十九里や東京に「THE RISING SUN COFFEE」を立ち上げる際にも、兄として現場作業や精神面での心強いバックアップを行ったことが知られています。
一方、弟の憲二も兄のプロレスのビッグマッチには足を運び、リングサイドから声を枯らして声援を送っていました。兄・征夫が現役引退を発表した際や記念興行の場でも、憲二は心からの労いと敬意を言葉にして伝えています。強面で寡黙な兄と、自然体で実直な弟。異なるフィールドで自らを磨き上げてきたからこそ、言葉以上の深い信頼関係が構築されています。