命の瀬戸際に立たされた患者を救うべく、一秒の狂いもなく動き出す場所がある。日本初の指定を受けた高度救命救急センターだ。重篤なトラウマ、広範囲熱傷、心肺停止など、最重症患者を無条件で受け入れる最後の砦として、首都圏の救急医療網の中核をなしている。
さらに注目すべきは、広域搬送を支えるドクターヘリ運用プロジェクトとの強固な連携だ。医師と看護師が現場へ直行し、移動中から治療を開始するシステムは、助かるはずの命を救う救命率の劇的な向上に貢献してきた。陸と空から絶え間なく運ばれる命を繋ぐチーム医療の真髄が、ここにはある。