巨大水館における最大のハイライトは、数千トンクラスの水量を誇る大水槽だ。視界一面を覆うアクリルパネルの向こう側では、野生さながらの自然な生命の営みがダイナミックに繰り広げられている。
特にファミリー層や若い世代を魅了しているのが、色鮮やかな珊瑚礁を再現した熱帯魚エリアだ。大ヒットした映画『ファインディング・ニモ』でおなじみのカクレクマノミやナンヨウハギがイソギンチャクの間をすばしっこく泳ぎ回る姿は、まるでスクリーンの中に飛び込んだかのような興奮を呼び起こす。話題の限定展示では、深海生物のライトアップや季節に応じたプロジェクションマッピングが組み合わされ、訪れるたびに新鮮な驚きがある。
海洋生物の第一人者として知られるさかなクンもメディア等で熱く語るように、魚たちの生き生きとした生態観察は巨大展示だからこそ味わえる醍醐味だ。巨大水槽のスケール感とミニマムな生態観察を横断することで、海の神秘がより身近に迫ってくる。