モスクの広がりは大都市圏にとどまらない。研究機関や大学が集積する茨城県つくば市や宮城県仙台市、九州の玄関口である福岡市などでも、地域のモスクが活気を見せている。その多くは、留学生やIT企業で働くエンジニアたちが自主的に資金を出し合って設立・運営してきたものだ。
つくば市内のモスクに通うインドネシア出身のエンジニアは「金曜礼拝の後は、様々な国籍の仲間と近況を報告し合う大切な時間。困ったことがあれば助け合う互助の場でもある」と笑顔を見せる。地域防災訓練への参加や清掃活動を通じ、地元自治会との信頼関係も着実に深まっている。