SNSのアルゴリズムは、自分と似た興味を持つ人間しか表示しない。しかし、このリアルな場に一歩足を踏み入れれば、年齢も職業もバラバラな人間が隣り合わせになる。対戦ゲームで対戦した相手とそのままドリンクを交わしたり、ディスプレイの前で珍しいカルチャーについて語り合ったりする光景が、あちこちで見られる。
社会学の専門家は、「現代社会において最も不足しているのは、計算されていないセレンディピティ(偶発的な出会い)だ」と指摘する。意図的に作られた混雑と、緩やかな連帯感が同居するこの場所は、現代人が無意識に求めていた「無目的になれる居場所」としての機能を完璧に満たしている。