暗闇が街を包む頃、私服姿の捜査員が公園周辺をゆっくりと巡回し始める。警視庁は路上買春の全面撲滅に向け、私服警察官による潜入警戒や一斉摘発の態勢を強化してきた。摘発人数は高止まりを見せており、取締りの網は以前にも増して厳しさを増している。
ハード面の対策も急ピッチだ。地元自治体である新宿区役所は、公園周囲の照明を増設し、防犯カメラの設置台数を大幅に増やした。さらに、夜間の敷地利用に制限を設けるなど、溜まり場化を防ぐ物理的な環境整備を進めている。小池百合子知事率いる東京都も防犯パトロール隊の増員や街頭ビジョンでの啓発活動を実施し、行政一体となった圧力を強めているのが現状だ。