二人の接点が生まれたのは、1980年代初頭のことだ。当時、深夜ラジオの金字塔であったニッポン放送の番組『オールナイトニッポン』でパーソナリティを務めていた長渕剛。彼はかねてより「石野真子の大ファンである」と公言してはばからなかった。番組にゲストとして石野真子が招かれた際、その運命のギアが大きく動き出す。
サンミュージックプロダクションの看板アイドルとして多忙を極めていた石野真子だったが、情熱的な長渕のアプローチに心を動かされるのに時間はかからなかった。当時の芸能界において、絶頂期のアイドルがキャリアの頂点で結婚を決意することは極めて異例。二人は1981年、ハワイで挙式を行い、世間を仰天させる電撃結婚を果たしたのだった。