食のテーマパークとしての顔も忘れてはならない。西エリアの余市町や仁木町は、日本屈指の上質なヴィンヤード(葡萄畑)が集積する地として世界的な知名度を獲得した。自然派ワインの醸造家たちが手掛ける逸品は、リリースと同時に世界中で争奪戦となるほどの人気ぶりだ。
このアグリツーリズムの波は、車で約30分の小樽市内にあるレストランやバルにも大きな恩恵をもたらしている。昼間は余市のワイナリーや蒸溜所を巡り、夜は小樽の鮨屋やビストロで地元のワインと日本海の新鮮な海の幸を味わう。この黄金の周遊ルートが確立されたことで、地域の滞留時間と観光消費額は過去最高を更新し続けている。