家庭料理の代表格である「肉じゃが」だが、プロの手に掛かるとまったく別の料理へと昇華する。最大のポイントは、じゃがいもの面取りと炒め工程にある。
角を削る面取りを施したあと、油で表面をしっかりコーティングするように炒めることで、煮崩れを防ぎながら旨味を内側に閉じ込められる。そして、プロが教える秘伝の隠し味は「隠し用のみりんの二度付け」と「ほんの少量の練りゴマ」だ。煮込みの仕上げ段階でみりんを少量回しかけることで見事な照りを生み出し、微量の練りゴマが深みのあるコクとまろやかさを付与する。一口食べれば、その奥行きのある味わいに驚かされるはずだ。