伝説的名作の続編というプレッシャーの中で発表された『ボクを包む月の光』と『ぼくは地球と歌う』ですが、読者の反応には特徴的な傾向が見られます。
連載当初は、「前作の完璧なラストで終わらせておくべきだったのでは」「作風がホームドラマ調になって戸惑った」という慎重な声も一部で見られました。しかし、物語が進むにつれて輪や亜梨子のトラウマが丁寧に癒やされていく過程や、蓮自身の魅力的な成長が描かれることで、「前作の救済として不可欠な物語」として高い評価を獲得していきました。
特に第3部『ぼくは地球と歌う』に入ってからは、初期のSFサスペンス調が本格的に復活。「伏線回収の緻密さに鳥肌が立つ」「日渡先生の圧倒的な筆力に引き込まれる」と、長年のファンだけでなく電子書籍などで一気読みした若い世代の間でも再評価の波が広がっています。