東映公式のキャラクター図鑑や劇中設定によると、刃野幹夫は風都警察署(風都署)の捜査一課に所属する刑事で、階級は警部補です。常に持ち歩いているツボ押し棒(時に耳かきや爪楊枝のように使う姿が印象的)と、好物の昆布茶、そして風都名物のおでん屋の屋台がトレードマークとなっています。
一見すると、のんびり屋でお人好し、時には怪人(ドーパント)事件の容疑者に騙されてしまうコミカルな三枚目に見えますが、風都の裏社会や街の情勢を知り尽くしたベテラン刑事としての鋭い嗅覚も併せ持っています。後輩刑事の真倉俊(マッキー)を部下に持ち、凸凹コンビとして現場を駆け回る姿は作中の大きな癒やし要素でした。
特筆すべきは、主人公・左翔太郎との関係性です。制服警官時代、荒れていた学生時代の翔太郎を補導し、親身になって更生へと導いたのが他ならぬ刃野でした。翔太郎にとっては「頭の上がらない恩人」であり、刃野にとっても翔太郎は「手のかかる可愛い弟分」。民間人の探偵と警察官という垣根を越え、裏で捜査情報を融通し合う深い信頼関係は、この過去の絆に基づいています。