今年、新たな演出プログラムを導入した館内は、一歩足を踏み入れた瞬間に視界を埋め尽くす色彩の波に圧倒される。四季折々の情景をレンズ越しに切り取ろうと、館内各所にはカメラを構える来場者の姿が絶えない。特に空間全体が深海のような青から燃えるような朱色へと移り変わる演出は、刻一刻と異なる表情を見せるため、一瞬の隙も目が離せない。
写真映えを狙うなら、光の反射と水槽の屈折が最も美しく交差するアングルを意識したい。レンズを水槽の側面に極限まで近づけると、まるで水中に自分自身が溶け込んだかのような幻想的なカットが手に入る。訪れる時間帯や季節限定のアロマの香りと相まって、他では味わえない没入感がここには存在する。