多くのファンが疑問に抱くのが、「これほどの人気車両がなぜレギュラーラインナップから消えてしまったのか」という点です。調査を進めると、プラレールにおける名鉄パノラマカー廃盤の理由には、主に3つの背景が存在します。
第1に、実車の引退に伴うラインナップの世代交代です。名鉄7000系は2008年12月に定期運行を終了し、2009年夏に惜しまれつつ全車引退しました。タカラトミーのプラレール通常シリーズは、現役で活躍する新幹線や新型特急、通勤電車を軸に商品展開される傾向が強く、現役を退いた名鉄7000系は「2000系ミュースカイ」や「2200系」といった後継特急車へバトンを渡す形でカタログ落ちとなりました。
第2に、製造金型の老朽化とリニューアルサイクルの問題です。旧動力時代から長年にわたって生産された金型は、生産数の限界や安全基準の更新を迎えていました。そして第3に、後述するオリジナルグッズを企画・販売していた日本車輌製造の公式ブランド「日車夢工房」が2017年に事業終了したことで、定期的な限定復刻ルートが途絶えてしまったことも決定打となりました。