日本女子カーリングの歴史において、最大の転換点となったのが2018年平昌五輪での銅メダル獲得経緯です。スキップの藤澤五月を中心に、サードの吉田知那美、セカンドの鈴木夕湖、リードの吉田夕梨花、リザーブの本橋麻里で挑んだロコ・ソラーレは、準決勝で韓国に惜敗したものの、3位決定戦で強豪イギリスを接戦の末に撃破。日本カーリング界悲願となる初の五輪メダルを掴み取りました。試合中の「そだねー」やハーフタイムの「もぐもぐタイム」が社会現象となったことは記憶に新しい事実です。
続く2026年北京五輪では、さらに過酷な戦いを強いられました。世界最終予選(OQE)を勝ち抜いて本戦出場を決めた北京五輪銀メダルメンバー(藤澤、吉田知、鈴木、吉田夕、石崎琴美)は、予選ラウンドで崖っぷちに立たされながらも、薄氷の差で決勝トーナメントへ進出。準決勝では世界屈指の強豪スイスを破り、決勝でイギリスに敗れたものの、堂々の銀メダルを獲得しました。この2大会連続メダルによって、日本女子は名実ともに「世界トップクラスの強豪国」として認知されるに至ったのです。