デビュー直後から業界内で大きな注目を集めた岡田将生は、2007年から2009年にかけて日本の映画・ドラマ界に鮮烈なインパクトを残します。その名を一躍全国区へと押し上げた初期の重要作を振り返ります。
決定打となったのは、2007年公開の映画『天然コケッコー』(山下敦弘監督)。夏帆演じるヒロインの相手役となる東京からの転校生・大沢広海役を演じ、過度な装飾のない等身大の演技と圧倒的な清潔感で絶賛を浴びました。この作品で見せた瑞々しい佇まいは、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする各賞の選考員から極めて高い評価を獲得しています。
さらに同年、社会現象となったドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)に関目京悟役で出演。小栗旬や生田斗真、水嶋ヒロら錚々たる若手俳優陣が競演するなかで、爽やかな笑顔とスタイルの良さで視聴者の視線を釘付けにしました。
そして2009年、ドラマ『オトメン(乙男)〜夏〜』(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を飾ります。剣道部主将の強者でありながら、実は乙女的趣味を持つ主人公・正宗飛鳥役を好演。少女漫画原作の実写化という高いハードルを、持ち前の端正なビジュアルと卓越したコメディセンスで見事にクリアしました。
この2009年は、映画『重力ピエロ』『ホノカアボーイ』『僕の初恋をキミに捧ぐ』と主演・準主演作が立て続けに公開された年でもあります。報知映画賞やブルーリボン賞など国内の主要な映画新人賞を総なめにする快挙を達成し、若手実力派としての評価を完全に決定づけました。