『アナと雪の女王』第1作の冒頭では、エルサが自らの魔法の力を恐れ、部屋に閉じこもる成長プロセスが丁寧に描かれます。この劇中において、エルサの声は年齢に合わせて3名のキャストによって演じ分けられています。
まず、物語の導入部分となる幼少期(子供時代)のエルサを演じたのは、当時子役として高い演技力を誇っていた佐々木りおです。幼いアナと無邪気に雪遊びを楽しむ無垢な可愛らしさと、魔法で妹を傷つけてしまった瞬間の恐怖や動揺を、幼い声ながらリアルに表現しました。
続いて、成長し部屋に引きこもり続けるティーンエイジャー(少女期)のエルサを担当したのが、現在トップ声優として第一線で活躍する諸星すみれです。閉ざされた扉の向こうで葛藤する思春期の切ない声を繊細に演じ、大人のエルサ(松たか子)へとバトンを繋ぐ重要な架け橋となりました。
各世代の配役を整理した一覧は以下の通りです。
年齢に応じた声優陣の見事な連携によって、エルサが抱えてきた孤独の深さがより鮮明に観客へ伝わる構成となっています。